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生命環境学群とは

    生命環境学群長 荒川 洋二


 筑波大学では、2007年4月に学士課程である学群・学類を再編成し、全体で9つの学群からなる新体制がスタートしました。その中の1つとして生命環境学群が誕生しました。生命環境学群は、生物世界のシステムと生体機能のメカニズムを学ぶことによって、生物現象の本質及び生物学の研究方法と先端研究の意義を理解する、“生物学類”、人類の生存、安全で豊かな生活の基本である生物資源に関する総合的な研究を通して国内外の食料の確保、環境と調和した生物資源の開発と保全を追及する“生物資源学類”、および地球の誕生から現在に至る地球史、大気圏・水圏・岩石圏で生じる諸現象とその動態プロセス、及び地球環境で展開される人間活動などを多角的に探求する“地球学類”、の3つの学類から構成されています。
 これらの3学類は、「生命」と「環境」のキーワードでお互いに関連を持ち、近年の社会構造の変化や学問体系の変化・進展に柔軟に対応して行くために1つの学群として編成されたもので、他大学には見られないユニークな教育・研究組織です。生命環境学群では、それぞれの分野の基礎科学として学ぶ体制は基より、地球上における様々な規模で生じる諸問題に対応するための体制も作っています。代表的な課題としては、我々人類を含む多様な生命体の安全な維持はもとより、世界の人口増加に伴った食料およびエネルギー枯渇の問題、地球の環境問題(環境汚染など)や気候変動、地震、火山噴火などの自然現象に対する問題などがあります。これらの諸問題に対応するためには、生命科学および環境科学の進展と同時に、それらを総合的に理解して問題解決を図り、人類や社会の持続的発展に貢献できる生命環境科学の展開が必要になります。また、それらを通して、国際的な視野に立って活躍のできる未来創造型の人材の育成を目指しています。
 これらの教育目標の実現のために、分野横断型カリキュラムを充実させ、国内外での実験・実習やインターンシップ、さらには早期から研究活動ができるシステムも用意されています。また、2010年度から生命環境学群学際プログラムを開設して、海外からの留学生を受け入れ、英語による授業体制を充実させています。このプログラムでは、日本人学群・学類学生との授業の互換も一部で可能であり、日本人学群・学類生の英語力向上も目指しています。さらに海外協定校との密接な連携により、学生の海外派遣および海外からの留学生の受け入れを促進し、学群・学類教育の国際化を推進しています。
 生命環境学群では、留学生を含め1100人以上の学生が学び、250名近い専任教員が授業や学生生活、キャリア支援等に携わっています。生命環境学群に興味、関心のある皆様の訪問を歓迎いたします。

生命環境学群の構成


生物学類         生物学類長 千葉 智樹
生物資源学類       生物資源学類長 北村 豊
地球学類         地球学類長 松井 圭介
生命環境学際プログラム  教授 デマー・テイラー